The Origin of the Polo Shirt
現代のファッションにおいて、ポロシャツはあまりにも当たり前の存在になりました。
しかし、その原点がどこにあったのかを知る人は多くありません。
1933年。
その原型となる一枚が、ルネ・ラコステによってフランスで生みだされました。
当時主流だった長袖のテニスシャツに窮屈さを感じた彼は、動きやすく、涼しく、快適に着られる半袖のピケシャツを考案しました。
それが、かの有名な“L.12.12”の始まりであり、現在世界中に浸透しているポロシャツの原型となります。
しかし、大量生産の時代を迎えると、生産拠点は世界各地へと移り、フランス製のポロシャツは少しずつ姿を消していきました。

ARCHでは、2003年の創業当時から、ヴィンテージ市場で集めたフランス製のL.12.12を店頭に並べてきました。
現行品とは異なる魅力を持つ、ARCHにとっても思い入れのあるアイテムの一つでした。
しかし、納得のいくコンディション、サイズ感、カラーのものを見つけることは年々難しくなっていきました。
かつて当たり前のように存在していたフランス製のポロシャツは市場でも次第に見つかりにくくなり、店頭に並ぶことも少なくなっていきました。
それから時が流れ、2024年。
「実は、当時のフランス製L.12.12を生産していた工場が、今も稼働している」
そんな話を耳にしました。
大量生産の時代を経てもなお、フランス国内でポロシャツを作り続けている工場がある。
それは私たちにとって、単なる生産背景以上の意味を持っていました。
ARCHではこれまで、アメリカ、イギリス、日本と、その土地でしか生み出すことのできない空気感を大切にものづくりを行ってきました。
では、ポロシャツをARCHとして作るならば、どこで作るべきなのか。
その答えは、とても自然なものでした。
ポロシャツという文化が生まれた国で、フランス独自の空気を纏った一枚を作ること。
今回のフランス製ポロシャツは、そうした流れの中で生まれた、ARCH初のフランス製アイテムです。


製作の舞台となったのは、フランスのニット産業の歴史的中心地として知られるトロワ。
1930年代以降、トロワはフランスにおけるニット産業の一大拠点として発展。
1970年代の最盛期には、人口の約1/3が繊維産業に従事していたと言われています。
その後、大量生産の波とともに産業は徐々に縮小し、多くの工場が閉鎖に追い込まれていきました。
しかし、今回製作を依頼したトロワの工場では、今もなお、
編み立て、
染色、
仕上げ、
縫製。
そのすべてを、トロワの地で完結させています。
デザインだけが残ったわけではなく、縫製だけが残ったわけでもない。
産地としての機能が、今もなお生きている。
それは、世界的に見ても非常に希少なことです。
規模はかつてより小さくなっても、その土地に暮らす人々によって支えられ、今なお編機の音が響く場所。
ARCHのフランス製ポロシャツは、そんなトロワの背景から生まれました。

今回使用している230g/m²のヘビーピケは、トロワの工場の歴史とこだわりが詰め込まれた生地です。
しっかりと打ち込まれ、強く編み込まれた生地は簡単にへこたれることはありません。
着込むことで少しずつ体に馴染み、洗いを重ねることで表情も増していき、経年変化を存分に味わえる仕上がりです。





ポロシャツという、とても身近な洋服。
だからこそ、どこで作られ、どのような背景を持っているのか。
フランスで生まれたポロシャツを、もう一度フランスで作る。
ARCHが初めてフランス製のアイテムを製作するにあたり、これ以上自然な選択はありませんでした。
ぜひ、ご覧ください。

ARCH
FRENCH POLO – MADE IN FRANCE
COLOR : IVORY / MARINE(NAVY) / NOIR(BLACK)
SIZE : 4 / 5 / 6
PRICE : ¥25,300 (inc.tax)



