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▪️JACKET:DOLMAN ENGLISH MOLESKIN by ANATOMICA(XL)
▪️TOPS :BIG A CHAMBRAY NATURAL by ANATOMICA(16)
▪️BOTTOMS:TENNIS PANT ENGLISH MOLESKIN by ANATOMICA(46)
▪️SHOES:INDY BOOTS CHAMOIS by ALDEN(9HE)
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暗い坑道に潜り、煤にまみれながら働く炭鉱夫たち。
彼らの体を守っていたのが、摩耗に強く、煤が染み込みにくいモールスキンだった。
厚手の綿で織られたその生地は、まるでモグラの毛皮のように滑らかで密度があり、まさに穴倉の仕事着にふさわしいものだった。
"モールスキン=モグラの皮"という名前は偶然にも、地中で働く彼らの姿と重なる。
モグラのように土を掘り進む人々のユニフォームが、モールスキンであったことは象徴的な符合だ。
ワークウェアの起源は、ただの服ではなく、暮らしと労働に寄り添った道具だった。
その背景を纏うことで、モールスキンは今もなお、力強さと実直さを感じさせてくれる。
あえてセットアップで。
モールスキンの生地によるマットな黒、上下共地で纏うと、どこかエレガントな香りがする。