<プロフィール>
身長 : 180cm
体重 : 80kg
年代 : 30代前半
<普段の着用サイズ>
トップス : Lサイズ〜XLサイズ
ボトムス : 34インチ〜36インチ
シューズ : 28.0cm〜28.5cm
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▪️COAT:SINGLE RAGLAN COAT I BEIGE by ANATOMICA(52)
▪️TOPS 1:ARAN CREW NECK SWEATER GREY by ANATOMICA × ATHENA DESIGN(M)
▪️TOPS 2 : BIG A CHAMBRAY SHIRT INDIGO by ANATOMICA(16)
▪️BOTTOMS:TENNIS PANT ENGLISH MOLESKIN BLACK by ANATOMICA(46)
▪️SHOES:PUNCHED CAP TOE KID LEATHER by ALDEN(10D)
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アランセーターといえば、スティーブ・マックイーンを思い浮かべる方も少なくないバス。
ただスティーブ・マックイーンがアランセーターを愛用していた理由は、ファッションとはほとんど関係がない。
彼にとって服は、自己表現の道具ではなく、生活に耐えるかどうかの判断材料だった。
バイク、車、ヨット。
屋外で過ごす時間が長く、身体を動かすことが日常だったマックイーンにとって、厚手で風を通さず、濡れても保温力を失いにくいアランセーターは、極めて合理的な選択だった。
元来は漁師のための防寒具。彼の生き方と、出自が噛み合っていたにすぎない。
重要なのは、彼がそれを演じて着なかったことだ。
映画の衣装ではなく、オフのスナップで写された生成りのアラン。
そこにあるのは、作られたスタイルではなく、生活の延長としての服だった。
つまりスティーブ・マックイーンのようにアランセーターを着るというのは、彼のスタイルを真似ることではない。
彼が何を削ぎ落としていたかを理解することだ。
まず、アランを主役にしないこと。
ケーブルの意味や伝統を語りすぎた瞬間、それは衣装になる。
彼にとってアランは、防寒具であり、作業着であり、生活の一部だった。
視線を集めるための服ではない。
次に、サイズは余らせない。
身体に張り付くほどタイトでも、量感を誇張するほど大きくもない。
動ける余白だけを残したサイズ感。
アランのボリュームを、着る人の緊張感で相殺する意識が必要だ。
合わせるものも重要。
デニム、チノ、ブーツ。
新品でもいいが、過剰な装飾や説明は不要。
アランの出自と同じく、用途がはっきりしたものを選ぶ。
そして何より、着る場面を間違えないこと。
整いすぎた場所より、風や寒さを感じる場所のほうが似合う。
アランは、生活に負荷がかかる場面でこそ説得力を持つ。
マックイーンのようにアランを着るとは、"どう見られるか"より"どう生きているか"を優先すること。
その態度が先にあって、最後にアランセーターが残る。
それが、唯一彼のコスプレにならない着方だ。