<プロフィール>
身長 : 180cm
体重 : 80kg
年代 : 30代前半
<普段の着用サイズ>
トップス : Lサイズ〜XLサイズ
ボトムス : 34インチ〜36インチ
シューズ : 28.0cm〜28.5cm
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▪️JACKET:COLLETIN FRENCH MOLESKIN by ANATOMICA(54)
▪️SCARF : COLLEGE SCARF by FOX BROTHERS
▪️TOPS : 1PLY SHETLAND SWEATER POLO NECK BLACK by ANATOMICA(44)
▪️BOTTOMS:618 ORIGINAL by ANATOMICA(36)
▪️SHOES:INDY BOOTS CHAMOIS by ALDEN(9HE)
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暖かなシェットランドセーターを、ブルーのフレンチモールスキンで包む。
仕上げは英国のカレッジストール。カラーで態度を示すのは英国ならではの装いだ。
緑と紺と白。その三色は、奇抜でも雄弁でもない。
むしろ静かに、しかし確固として、人の姿勢を語る色である。
緑は生命力の色だが、濃い緑は叫ばない。土に根を張るように、静かに強い。
紺は理性と深度を象徴する。夜の海のように奥があり、揺るがない。
白は曖昧さを切り裂く“余白”として働く。
三色の間に呼吸をつくり、全体を澄ませる役目をする。
この三色がストライプとして織り上がると、不思議な緊張感が生まれる。
自然と知性。直感と規律。感情と判断。
相反するようでいて、本来は同じ身体の中に共存しているものたちが、一本のスカーフの上で調和する。
スカーフを巻くというのは、ただ寒さを防ぐ動作じゃない。
自分が何を大切にしているかを、ほんの少しだけ外側に表明する仕草でもある。
「揺れ動くけれど、ぶれない」
「静かだけれど、意志はある」
「自然体だけれど、乱れてはいない」
緑・紺・白のストライプは、そんな態度をさりげなく語る。
声を張り上げなくても、自分の芯を持って立っていられる、あの感じに似ている。
スカーフは布切れだ。けれど、身につける人が纏う哲学によって、ただの布以上の存在になる。
緑は呼吸を、紺は深度を、白は余白を与えてくれる。
その三色が首元で静かに揺れるだけで、今日の自分はすこしだけ確かになる。
色が、人の姿勢を整える。
そんなことを信じて身につけるスカーフがあってもいい。