オリーブは古代ローマ時代から、平和の象徴だった。
いまとなっては、ミリタリーウェアを象徴するカラーリングになっているなんて、皮肉なものである。
そんなアイロニーを上書きしてくれたのが、1960年代から1970年代にかけてのヒッピームーブメント。
戦争のために着ていくミリタリーウェアをあえて街着とすることで、戦争(ベトナム戦争)に対するアンチテーゼを掲げる若者が数多く現れ、スタイルとしても確立された。
かくしてオリーブは再び、平和の象徴となったのである。
オリーブカラーを纏うときは、少しでも世界が平和であることを願おうと思う。
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