<プロフィール> 身長 : 180cm 体重 : 80kg 年代 : 30代前半 <普段の着用サイズ> トップス : Lサイズ〜XLサイズ ボトムス : 34インチ〜36インチ シューズ : 28.0cm〜28.5cm -------------------- ▪️JACKET：CHASSE by ANATOMICA（52） ▪️TOPS : BB VEST DARK NAVY by ANATOMICA（44） ▪️BOTTOMS：FRENCH COLONIAL TROUSERS MOLESKIN by Arch（L） ▪️SHOES：PUNCHED CAP TOE KID LEATHER by ALDEN（10D） -------------------- ANATOMICAの新作は、フランスらしいハンティングジャケット。 シンプルにかっこいい服。だからシンプルなグレートラウザースと合う。 ただ、フランスの古いハンティングジャケットは、最初から“格好いい服”として生まれたわけじゃない。 それは貴族たちが森に入るための、極めて現実的な装備だった。 狩猟は自然と向き合う行為であり、同時に階級の教養が試される場。 求められるのは、茂みをかき分け、雨に耐え、長時間歩く、そのすべてに耐えうること。 だが同時に、粗野に見えてはいけない。 だから彼らは、最高の仕立てと素材を、もっとも実用的な服に注ぎ込んだ。 そうして生まれたハンティングジャケットは、 装飾よりも構造を、流行よりも機能を優先する。 その結果として残った形が、いま見ても静かに美しい。 街でそれを着ると、不思議と気分が引き締まる。 派手に振る舞う気が起きない。 雑な所作や、軽い言葉を選びにくくなる。 この服は、着る人を飾らない代わりに、どう立ち、どう動き、どう過ごすかを問いかけてくる。 フランスのハンティングジャケットを街着に選ぶということは、過去の様式を真似ることではない。 機能に誠実であろうとした人たちの姿勢を、今日の生活に持ち込むことだ。 だからこそ、この服は今も生きている。 自分を律するための一着として。