<プロフィール>
身長 : 180cm
体重 : 80kg
年代 : 30代前半
<普段の着用サイズ>
トップス : Lサイズ〜XLサイズ
ボトムス : 34インチ〜36インチ
シューズ : 28.0cm〜28.5cm
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▪️CAP : WATCH CAP by MSG & SONS
▪️COAT:PEA COAT FRENCH WOOL BLACK by ANATOMICA(L)
▪️TOPS 1:BB VEST SALT & PEPPER by ANATOMICA(44)
▪️TOPS 2 : JOHN SMEDLEY
▪️BOTTOMS:618 ORIGINAL by ANATOMICA(36)
▪️SHOES:PUNCHED CAP TOE KID LEATHER by ALDEN(10D)
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ピーコートは、サイズがすべてだ。
なぜならこの服は、装うためではなく、動くために設計された装備だから。
肩で風を受け、胸で冷気を遮る。
その役割は、身体との距離が正確であってこそ果たされる。
大きすぎれば重いメルトンは遅れ、小さすぎれば動きを妨げる。
ピーコートのジャストサイズとは、服と身体のあいだに無駄がない状態を指す。
正しいサイズのピーコートを着ると、姿勢が整う。
張ろうとしなくても肩は立ち、胸は前に出る。
それは演出ではなく、構造の結果だ。
この服は着る人を饒舌にしない。むしろ、寡黙にする。
都会でピーコートを選ぶということは、
"どう見られたいか"
よりも
"今日はどう過ごすか"
を優先する態度だ。
風が強い。歩く距離が長い。外にいる時間が多い。
理由はすべて生活側にある。
ピーコートは、流行にも気分にも寄り添わない。
ただ、確かに機能する。
完成されすぎたこの服は、更新されない。
だからこそ、流行から一歩距離を取ることになる。
新しさではなく、確かさを選ぶという判断だ。
ジャストサイズのピーコートを着る。
それは、自分の身体と行動にだけ誠実でいるということ。
静かで、実務的で、だからこそ強いアティチュードなのだ。