<プロフィール>
身長 : 180cm
体重 : 80kg
年代 : 30代前半
<普段の着用サイズ>
トップス : Lサイズ〜XLサイズ
ボトムス : 34インチ〜36インチ
シューズ : 28.0cm〜28.5cm
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▪️JACKET:WHITE HUNTER FIELD JACKET by Willis & Geiger(42)
▪️VEST : BEACH VEST SALT & PEPPER by ANATOMICA(44)
▪️BOTTOMS:TANGO PANT SOLID FLANNEL DARK GREY by ANATOMICA(46)
▪️SHOES:PUNCHED CAP TOE KID LEATHER by ALDEN(10D)
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ラペルのジャケットを脱ぎ捨て、サファリジャケットを羽織る。
サイズ感や着こなしはドレスの流儀を崩さずに。そのわずかなギャップが生み出す余白を楽しむために。
気分は70年代前後のニューヨーク。
そう、摩天楼の隙間から吹き下ろす風はいつも忙しくて、街の成功者たちはスーツのラペルを風見のように揺らしながら競争の階段を駆け上がっていた。
だが、そんな均一な“エリートの制服”に飽和感が漂いはじめた時期でもあった。
そのとき、一部の富裕層や感度の高いドレッサーたちが手に取ったのが、サファリジャケットだったのだ。
もちろん彼らは、伝統や規範を理解していないわけじゃない。
普段はタイドアップを欠かさず、シャツの襟ひとつにも神経を使うような層だ。
だからこそ、彼らがサファリを選んだ理由は単なる反抗ではなく、"知性を保ったままの逸脱"を表現するためだった。
サファリは本来、野外での機能性を追求した服。
それをあえて都会のオフィスに持ち込み、ネクタイを締めた胸元の上に羽織る。
ラペルの代わりに広がるフロントの直線、実用性の象徴みたいな四つのポケット。
それらが、テーラードとは違うリズムで装いを語り出す。
このアンバランスさが、当時のNYの空気と妙に噛み合っていた。
金融・広告・出版——都市のジャングルでしのぎを削る者たちは、武骨さと洗練の両方を求めていた。
"野性を秘めた教養人"であること。それを一番雄弁に語れる服が、サファリだったのだと思う。
サファリジャケットの布地が動くたびにわずかに揺れるネクタイのノット。
胸ポケット越しにふくらむ書類の影。
そのコントラストが“都会の捕食者の制服”として成立していた時代が、確かにニューヨークには存在した。
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